代表メッセージ
広告より先に商談を見る。私がそう決めたのは、自分の事業で失敗したからです。

元手も、特別なスキルもないところから始めました
20代の頃は、ウェブとはまったく関係のない飲食業界にいました。昼夜が逆転した生活で、1日12、13時間働く。これはいつか必ず限界が来ると思い、31歳で会社を立ち上げました。2011年6月、名古屋でのことです。
元手はほとんどありませんでした。特別なスキルもなく、在庫を持つことも、商品を開発することもできない。だから、自分の手と足を動かして価値を届ける、形のない仕事を選ぶしかありませんでした。最初の仕事は、前の業界でお世話になった社長さんからいただいたホームページの制作です。最初は、本当に一人で全部やっていました。
その後、自分でも講座をつくって販売してきました。広告をかけなくても講座が売れ、それだけで会社が回っていた時期もあります。物販の講座をパートナーと運営したこともあります。売る側の苦労も、売れなくなる怖さも、自分の事業で味わってきました。
広告を止められたことが、今の形の始まりです
弊社は、自社の広告アカウントを2度止められています。LINEのアカウントを凍結され、それまでに集めたリストを一度に失ったこともあります。
どれだけ規約を守っていても、止まるときは止まります。他社の一存で、集客の入り口をいきなり切られる。そのとき売上が一気に止まり、自分では何ともできないもどかしさを味わいました。
それが、広告だけに頼らずに事業を続けるという、私の中の始まりです。広告より先に、すでにある商談から入る。御社のリストを、御社の資産として育てる。いまお勧めしていることは、すべてこの経験から来ています。
丸投げをお受けしない理由
以前は、制作から運用まで丸ごとお引き受けしていたこともあります。けれど、作業が増えるばかりで、お客様の事業がなかなか前に進みませんでした。
売るのは、お客様の商品です。お客様と直接お話しするのも、社長さんご自身です。丸投げしたくなるお気持ちは、私もよく分かります。それでも、全部を外に任せてしまうと、契約が終わったときにいちばん困るのはお客様です。
だから弊社は、役割を分けて一緒に進めます。そのほうが、結局いちばん早いということを、失敗から学びました。広告の管理画面は頻繁に変わります。操作を覚えていただくより、何を見て、どう判断するかという基準を、御社の中に残していただきたいと考えています。弊社との契約が終わっても、ほかの会社に頼むことになっても、ご自身で決められるように。
増えた売上からだけ、いただく理由
広告費の何割かを手数料としていただく形は、とっていません。その形にすると、運用する側は広告費を上げてもらうことが目的になってしまうからです。広告費を無駄に上げても、弊社には1円も返ってきません。
お客様だけがリスクを取る形は、フェアではないと思っています。弊社がいただく成果報酬は、弊社が入ったことで増えた売上に対してだけです。お客様の売上が伸びなければ、弊社の売上も伸びません。正直に言えば、弊社も必死です。
一方だけが得をする関係は、長く続きません。私自身、外の会社に仕事を頼んでうまくいかなかった経験が何度もあります。だから6ヶ月で一度区切り、続けるかどうかはお客様に決めていただくようにしています。
毎週お会いできる数だけ、お受けしています
一度、手を広げてみようとしたことがありました。私の時間がまったく足りなくなり、すべてのお客様への支援が中途半端になってしまいました。
それ以来、私が毎週お会いできる数だけをお受けしています。担当者を付けたら新人だった、ということは弊社では起こりません。私も必ず入ります。
最後に責任を取るのは、人です
調べもの、分析、下書きの多くは、いまは機械に任せられます。けれど、お客様が欲しいのは道具ではなく、売上がどう変わるかです。最後に判断して責任を取るのは、人の仕事です。
魔法は使えません。地味な仕事を、同じ方向を向いて
15年この仕事を続けてきても、やってみなければ分からないことはあります。だから「必ずこうなります」とはお約束しません。お約束できないことは売らない、と決めています。
弊社の仕事は、数字を見て、詰まっている場所を一つ見つけ、直して、また数字を見る。その繰り返しです。正直に言って、地味な仕事です。けれど、すでにある商談で決まる件数が少し変わるだけで、売上は大きく変わります。
同じ数字を見て、同じ方向を向いて、一緒に進めていければと思っています。
代表取締役/商談の伴走者猪飼 智弘